Ken Suzuki - PICSY : Proposing a New Currency System Using Social Computing, Introducing "Plural Money" from Japanese Complex System Researcher
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これをシェアするためにRxCのDiscordとかpostしてみたけど、結局m t prewitt.iconとか、WikiのGitHubにpull request送るのが一番早かったtkgshn.icon*5 公開済み
https://gyazo.com/b4be95a1e97d347a8e87a68a4e690540
日本語intro
私がGlen Wyelに招待してもらい、UC Bereklyで行われたPluraliy Research Network Conferenceに参加したときに「アメリカのアカデミアは仮想通貨のような最先端のテクノロジーについて、地に足のついた古典的な学問から議論することができるのか」と感動した。これは高校在学中に会社を興し、うまく行ったりいかなかったりを続けて大学に進学しないままクリプト起業家をやっている自分には衝撃的だった。
この体験がきっかけで生まれた場所である日本でPlurality Tokyoというカンファレンスを行った。その後も社会とテクノロジーの交差点で起業家としてリサーチや実装を行っている。しかし、その中で「日本語圏では評価されているけど、それ以外ではあまり知名度がない」(過小評価されている)ものがあることに気がついた。
それらは本人が母国で評価された後、積極的に世界に露出していくモチベーションがなかったり、言語的なディバイドだったり、単純に最先端の議論についていく時間・リソースがなかったりなど様々だが、自分自身が文章を書くことでその架け橋になれば嬉しいと思う。加えて、「あなたたちが自らやれなければ、自分のような(比較的)若い人がその空いたポジションを奪っていくぞ」というのも感じてほしい、ここの文脈での世代間競争は正しい。
この記事は、RadicalxChangeという民主主義、市場、データ経済、コモンズ、アイデンティティのアップグレードを通じて、多元性、平等性、コミュニティ、分散化などのトピックについての情報発信やカンファレンスなどを行うシンクタンクのような組織のプレジデントであるMatt Prewittが書いたこれと、この記事に影響されて、日本の鈴木健という哲学者を紹介するものだ。
彼は「なめらかな社会とその敵」(英語名: The Smooth Society and Its Enemies)という本を書いた、数理的な思考による社会システム論の一つだ。institutional designという言葉でも説明できるかもしれない。
個人的には、鈴木のこの作品は仮想通貨だけではなく、「通貨」という社会基盤をデザインすることでどのように世界を変えていくかということが示されていてものすごくクールだと思う。